設備CADでの設計で作業時間がわずか半分に。汎用CADとの作業時間を徹底比較

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電気、空調、衛生などの設備工事に欠かせない「設備設計図」の製図で活用されるCADには、汎用CADと専用CAD(設備CAD)の2種類があります。汎用CADでも各設備設計図は作成できますが、一般的に専用CADは汎用CADよりも工程の削減や作業時間の短縮を実現しやすいとされています。今回は、専用CADが設備設計の作業工程の改善につながる理由をその事例とともに紹介します。

設備設計を専用CADで作業効率を最大化する

設備設計の作業を専用CADで効率化できる大きなポイントには、「製図作業のサポート」と「外部連携の容易さ」の2つが挙げられます。それぞれについて以下で具体的に解説します。

製図作業のサポート

設計・製図業務の効率化と工期短縮を実現するには、図面の高速作成、関連ドキュメントの自動作成に関する機能の充実が必要不可欠です。また、大量の図面作成が必要な場合、その処理能力も作業時間に直結する重要な要素の1つです。設備専用CAD「CADEWA」の場合、「施工チェック」、「干渉チェック」といった機能を用いて、図面の作成段階で問題を発見することが可能となっています。また、図面の修正に関しても簡単に編集できる専用機能で時短に貢献できるほか、3DCADであれば、現場を可視化し都度確認することでミスの少ない図面作成が可能となり、根本的に修正そのものを削減することができます。

外部とのデータ共有の容易さ

一般的に、建築工事は企画、基本設計、詳細設計、施工、アフターサービスの工程で進められます。各フローでは基本設計図をもとに構造計算の情報を記した「構造図」、意匠デザインに関する情報まとめる「実施設計図」、そして設備の情報をまとめた「設備図」の設計図書を作成します。さらにそこから躯体図、平面詳細図、設備施工図といった各種図面を制作し、専門工事業者への情報共有や品質・コスト・工程などの検討を行います。 他社が制作した図面をもとに設備施工図を作成することも多く、例えば実際に設備工事の専門業者が配備作業するための図面「総合図(電気、空調、衛生)」の作成には、平面詳細図と設計図の情報が欠かせません。

さらに修正対応のやりとりも発生するので、「対応ファイルの多さ」や「処理速度」に優れた設備CADを導入する必要性が高いのです。

設備CADと汎用CADでの作業時間比較

汎用CADから設備CAD(3次元CAD)の変更に成功した企業は、実際にどの程度の時間短縮を実感し、どの機能が有効だったと感じているのでしょうか。富士通四国インフォテックが開発・提供する設備CADシリーズ「CADWA」を導入し、作業時間の短縮に成功した企業の例を確認してみましょう。

体感の時間短縮は「半分以下」

ある電気工事会社では、以前は無料の汎用CADを利用していましたが、操作の複雑さによる作業時間の長期化を解決するために設備CADを導入しました。その結果、体感では従来の半分以下の作業時間で作画できると実感しています。

その大きな理由として、専用コマンドからシンプルな操作でまとめてシンボルの配置や配線が可能なことと、作画後の図面の修正も汎用CADのように消して書き直しではなく、多彩な編集機能で簡単に修正できたり、部材の置換で、一括で置き換えたりできるなどのポイントを挙げています。 加えて、CADEWAを使ったメーカー独自の検証ではクリック数が従来の1/7になった結果も残っており、クリック数が少なくったことも作業時間の短縮に大きな影響を与えていると考えられます。

また、設備種別や用途毎の書き分けもシート機能などを利用すれば簡単に行えるなど、専用CADならではの性能が、汎用CADとの作業時間の違いを明確にしています。

専用機能で図面作画時間を大幅短縮

平面図を作成しながら、同時に立面を同時作成できる設備CAD独自の機能によって作画時間を短縮した例もあります。汎用CADでは別途作画していた立面図の作成そのものをなくせたほか、図面変更の作業量も削減できたことが作画時間の短縮につながっています。また、外部から共有される汎用CADデータの入出力も、高い互換精度で対応しているので、文字化けせずに開けることも作業の効率化に貢献しています。

3次元CADでチェックと作画速度の向上

昨今、3次元での設計(BIM)が注目されています。BIMによる設備図面の3次元化を実現するために、汎用CAD(2DCAD)から乗り換えた企業もあります。この企業では新卒社員にもトレーニングを兼ねて施工図の作成を任せていました。設備CADでは平面図を作成すれば、同時に3Dで設備を可視化できるので、経験が浅くても空間認識が容易になります。これにより、配管が多い機械室などの製図も経験に関係なく可能になり、結果的に作画速度の向上につながりました。 また、図面のチェックも平面図と3Dの両方で確認できるため、素早く、正確な確認作業も実現しています。

作業効率化を見据えたCADの導入を

汎用CADと設備CADについて解説しました。コストや運用面を考慮して、汎用CADを利用している中小企業は少なくありませんが、図面業務や部材数量拾い業務、打合せなどのシーンにおいて効率化できたという事例も多々あります。 フリーソフトや汎用CADでの作業に限界を感じている方、効率化を検討されている方はCADEWAの導入を検討してはいかがでしょうか。